#016 ('04/03/29)
IWA2004 番外編

この《番外編》では射撃とはあまりかかわりのない事ですが、私自身が現地で見聞き、味わってきた情報を簡単にお伝えしたいと思います。


ニュルンベルグ滞在記

IWA開催地のニュルンベルグで毎年、決まって宿泊するホテルは《ドイチャーホーフ》です。このホテルはオペラハウスに隣接し、中央駅や鉄道博物館やゲルマニアミュージアムにも徒歩数分という絶好のロケーションにあります。

ケーニッヒス門


ニュルンベルグ城壁

このニュルンベルグという都市は、1900年代の歴史的に有名な人が拠点とした都市であり、ゆかりの場所や建造物が数多く残されております。この《ドイチャーホーフ》も「その人の定宿になっていたほどの由緒正しいホテルである」と、ある人からお聞きしたことがあります。
しかし、私にとってはただの「古くて小さなアットホームなホテル」という感想しかありません。







ドイツワイン

このホテルの地下には《ボックスボイテルケラー》という、とても雰囲気の良いワインケラーがあります。ニュルンベルグといえば、ドイツワイン ” フランケン地方 ” のお膝元。なんと言っても辛口の白ワインが本当に美味しいのです!
毎年毎夜と、このケラーを訪れては、ワインをグラス3杯ほど飲んでから就寝することに決めています。こちらのケラーで扱っているワインは本当に上等なのか … . いくら飲みすぎても次の日にまったく残らないのがいまだに不思議です。








デュンケルビール

ドイツといえばやっぱりビールですよね。
ホテルから出て城壁を越えると、そこにニュルンベルグの地ビール《トゥッヒャーブロイ》のビアホールがあります。ここではデュンケルビーア(黒ビール)をおすすめします。このビアホールは日本のガイドブックにも掲載されるほど有名なお店なので、もしニュルンベルグに行かれることがありましたら是非とも立ち寄ってみてください。ただし、地元でも非常に人気のあるビアホールなので、予約を忘れずに入れた方が賢明でしょう !!

そしてニュルンベルグといえば、ニュルンベルガーソーセージです。この味は「ドイツ料理の味や量にはうんざり!」と言われる方におすすめいたします。少々スパイシーなのですが、ビールとの相性は絶品です。ソーセージの付け合せにザウワークラフト ( キャベツの酢漬け ) かポテトサラダを選ぶことができます。本場ザウワークラフトは私の口にはまったく合わないので、いつもポテトサラダで注文します。







ニュルンベルガーソーセージ


私はこのソーセージが大好物なので、ニュルンベルグ滞在中は必ず毎朝・夕食の2回は食べています。
IWA滞在中は海外メーカーから夕食の招待を受ける事があります。ここ数年、2日目の夜はフィンランドのクルト・チューネ氏と夕食をご一緒するのがお決まりです。

しかし … この夕食会が私にとって最大の関所なのです。

チューネ氏は(北欧人だけあって)本当に良くお酒を召し上がります。そして、人に飲ませるのも大好きな方です。食後、いきなり人数分のシュナップス(アルコール度数が 40 ℃もある果実酒)を注文したと思うと、それをみんなに一気飲みさせるのです。今年は4杯ほど飲まされたでしょうか?記憶にありません。毎年フラフラになりながらホテルに戻ってくるのが ” 恒例行事 ” となっております。

ホテル ドイチャーホーフ

そんなニュルンベルグでの楽しい?思い出を作っていただいているホテル《ドイチャーホーフ》が今年中に店じまいするという噂を耳にしたので、ニュルンベルグ最後の夜も《ボックスボイテルケラー》のワインを堪能しようと足を運びました。

滞在中は毎晩通い詰めなので、ケラーの素敵なフロイライン(といってもおばさんです)とは既に顔なじみです。いつも注文するのがワインメニューの5番なので、テーブルに着くとフロイラインに「ヌンマーヒュンフ? (No. 5にする? ) 」と聞かれるようになりました。







No.5のラベル

いつものように勘定をすますと、突然フロイラインが「この6月でケラーを店じまいします。皆さんとお会いできるのも今夜が最後です。 Alles Gute!! Auf Wiedersehen!! ( ごきげんよう、さようなら ) 」と握手を求められました。噂には聞いていたけれどフロイラインから直接聞くと … . なんだか寂しい実感が湧いてきました。

外国語にはまったく興味のなかった私が、ドイツ語を覚えようと思い立った理由がドイツ語しか通じないこのワインケラーで、なんとか美味しいものにありつこうと必死になったのがキッカケでした。その甲斐あって私も、なんとか片言でレストランの注文はできるようになりました。長くなれ親しんだ、そして私のつたないドイツ語を理解してくれたケラーのフロイライン達に感謝したいと思います。

来年からは美味しいワインケラーを探すのが、最優先事項になりそうです。











ケラー入り口



IWAの後は …

ニュルンベルグ中央駅


IWAの終了後、毎年2箇所ほどメーカー訪問をいたします。ファインベルクバウ社はほぼ毎年、そして今年はアンシュッツ社を訪問してきました。

どちらもドイツ国内なので電車で移動します。
ウルム へ向かうローカル電車
 



オベルンドルフ駅構内

ニュルンベルグからアンシュッツ社のあるウルムまで、2時間半ほど(途中1回乗り換え)西へ向かいます。ウルムからファインベルクバウ社のあるオベルンドルフまで、ICE(インターシティーヨーロッパ)ならば約2時間(こちらも途中1回乗り換え)なのですが … そこをあえて南部経由のローカル線を利用います。何故なら、ドナウ川沿いを上流(源流)へ向かって走る路線なので(移動時間は+1時間ほどかさみますが)車窓を流れる風景がとても美しいのです。

一般的にウィーン(オーストリア)やブタペシュト(ハンガリー)の街中を悠然と流れるイメージの強い大河ドナウですが、車窓から見えるドナウ川はただチョロチョロと流れる ” 小川ドナウ ” です。



ハイデルベルク(ドイツ)の街中を流れるネッカー川もファインベルクバウ社のあるオベルンドルフでは、簡単に飛び越えられるほどの川幅しかない ” 小川ネッカー ” です。
バウ社屋から見たネッカー川
 


オベルンドルフ駅

古いファインベルクバウをお持ちの方、ちょっとご自分の銃の刻印を見てください。たぶん『 Oberndorf-N 』と刻印されていると思います。このNはネッカー川 (Neckar) のNなのです。ちなみに古いアンシュッツには『 ULM/D 』と刻印されていると思います。このDはもちろんドナウ川 (Donau) のDです。残念ですが最近の銃にはこの刻印は入っていないようです。ドイツ人にとって地元の町を流れる川は、きっと心のより所なのでしょう。

これにてIWA2004 《番外編》を終わらせていただきます。





 
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