#025 ('04/08/17)
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コラム「アモテスター」に全日本選手権に参加する事を記述したところ、何名かのお客様から「アモテスターは、どうだった?効果はあったのか?」との問い合わせを頂きましたので、遅くなりましたが「アモテスター」の結果報告を兼ねて全日本大口径選手権大会のレポートを少しだけさせて頂きたいと思います。

私の使っている銃は、ステイヤー マンリッヒャー社のSPG−UITスタンダートライフル(この銃はすでに生産中止になりました)です。おまけに口径は308ウィンチェスター。


SPG−UITスタンダートライフル


大口径射撃競技を行っている選手ならご存知と思いますが、スタンダートライフルの引き金の重さは、なんと1.5kgなのです。どんなに引き金を軽く調整しても1kgくらいにしか軽く出来ませんし、ストックの各部の調整範囲も限られます。したがってこの銃でいい記録など、なかなか出せるわけがありません。(銃身精度はいいのですが…)
「では、なんでスタンダートライフルを使っているの?」とよく質問されますが、私が学生のころある人に「308ウィンチェスターのスタンダートライフルをしっかり撃ちきれれば、どんな銃でも撃ちこなすことができるよ。」と教えて頂いたのが未だに頭から離れないためです。実際のところスタンダートライフルが上手な方は、射撃が上手な方が多い様です。

私の参加種目は3姿勢120発競技と伏射60発競技の二種目で、初日は3姿勢競技です。
会場の長瀞射撃場は私の大の苦手なシューティングレンジ。今まで何度もこの場所で撃ちましたが、決して良い記録が出た事がありませんでした。
おまけに私のホームグラウンドの伊勢原射撃場が閉鎖中のため、明らかに練習不足。ブッツケ本番で試合にいどみます。


試合風景


今回の大会用に用意した弾は、全て「アモテスター」を使ったおかげか?今まではどんなに頑張っても、伏射で9点圏内に散らばっていた弾痕が「良し」で撃つとセンターに入ってきます。「あれっ?」と思った弾痕は、間違いなく10点から外れています。
思った方向に弾痕が飛んで行くので、本当に気持ちよく射撃ができました。

大口径射撃競技の場合は1枚の標的に10発撃つ為、上手な選手が撃つと弾痕がまとまります(グルーピング)。私も、恥ずかしながら久しぶりに10発中5発位のグルーピングをしました。したがって「アモテスター」は、確実に効果があった!…と思います。
今までにないくらい良く当るものだから、調子にのっていい気になり、撃ち方が雑になり高得点を出すことが出来ませんでしたが、最後の姿勢の膝射で頑張り、初日の3姿勢競技では1087点で4位の選手に同点シリーズ勝ち(Nさんゴメンナサイ)。久々に賞状と盾とメダルを戴きました。


試合風景

今大会では、驚いた事に3姿勢競技で優勝したのは女性で、しかもブッチギリの日本新記録。私の点は60点近く離されていました。Hさんおめでとうございました。
この点数は、世界選手権に出ても海外の選手にまったく引けを取らない点数でした。


表彰式

翌日の伏射60発競技では、まわりの選手達から「君が当たったらアモテスターを買うよ」とプレッシャーをかけられながら「アモテスター」の効果を十分発揮させるため、気合いを入れます。
いざ射座に入り据銃すると、肩付けと頬付けが痛い。これはあきらかに前日の射撃の後遺症です。やっぱり反動の強い308ウィンチェスターで1.5kgトリガーのスタンダートライフルを120発(試射を入れると160発くらい)撃つのは、体の限界を感じます。予想通りの芳しくない結果に終わりました。

今度は私も全日本選手権大会で勝つために、反動の軽いブライカー社のフリーライフル6mmノルマBRでも使ってみたいと思いますが、なかなか先立つものが無いというのも悲しい事実です。
ブライカーといえば元日本記録保持者が、この大会に銃を持って来ていました。
日本では最初の銃なので、私を含めまわりのギャラリー達は「ブライカーはどんな当たりをするのか?」とワクワクしていました。が、いざ試合が始まると何故か違う銃で試合を撃っています。理由を聞くと「まだ数回しか使用していないし、セッティングも取れていないのでまだまだ試合には使えない」とのことで本当に残念でした。
しかし当店のセールスのために、撃たないブライカーをわざわざ持って来てくれたとのことでした。本当にありがとうございます。

ここ数年前からですが、大会の上位入賞者の使っている口径は、全て6mm以下になりました。悲しいことですが、試合に勝つためには308ウィンチェスターを使うのはナンセンスな時代になった様です。これも大口径の大会の行われる射撃場が、風の影響をまったく受けない長瀞射撃場ばかりになったからだと思います。
以前、全日本選手権大会の行われていた岩手県滝沢村のようなオープンの射撃場ですと、時折強い風が吹いて308ウィンチェスターでも非常に面白かったのですけど。
みなさん大変興味があったのか、会場で「アモテスター」の実演をしたところ、何人かのお客様がご購入して頂けました。予想以上に評判は良かったです。

この全日本選手権大会ではあまり良い結果が出なかったため、今度は9月に行われる全国大口径クラブ対抗戦でリベンジしたいと思います。
興味のある方は、結果を楽しみにして下さい。
また機会があれば会場で、実演もしてみたいと思います。


アモテスター

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