スイスのブライカー社は22口径、スモールボアライフルのチャレンジャーライフルと共に、センターファイヤーライフルをも生産しています。
そしてこのブライカーライフルは、2002年フィンランドで行われた世界選手権において、スイスチームの大活躍により輝かしい成績をおさめた事は、みなさん既にご存じと思います。
ブライカー社で用意している口径は6mmノルマBR・6mm×47SM・308ウィンチェスター、7.5mmスイスの4種類。銃身のライフリングツイストは6ミリ口径が1ー8”ツイスト、30口径は1ー12”ツイストです。
特にブライカー社がオススメする口径は6mmノルマBR。
この実包の特徴は、反動は軽いが横風に強いという大きなメリットがあります。その反面、製造時の銃身を機関部にネジ込む際に合わせるヘッドスペースを、シビアに出さないとまったく当たらない銃になるそうです。
そこで当店では、「なら308ウィンチェスターの方がいいのか?」とブライカー氏に問いかけると「我々の作る銃は当たるので、6mmノルマBRでもまったく心配ない!」と力強い返事が帰ってきたので、当店では6mmノルマBRに絞ってブライカーライフルの輸入を開始しました。もちろん他の口径も、受注輸入いたします。
当社がブライカー社へ注文を出してから約3ヶ月。ようやくメックプロジェクトGE600アルミストック付きのブライカーライフル(もちろん口径は6ミリノルマBR)が、入荷しましたので簡単にレポートをさせていただきます。後は機能美あふれるブライカーライフルを、ゆっくりとご覧ください。
1、銃身はスイス製クロモリバレル。
ブルーイング液が銃身内部に入ると、銃身精度が落ちるそうなので、ブルーイング処理はしていません。クラウンは11°(イレブンデグリー)クラウン。
2、ブライカー社オリジナルM18フロントサイトチューブ。
ベース部分はブライカー社製ですが、チューブ部分はみなさんお馴染みの、セントラ社製です。
3、60°開閉の3枚ロッキングラグ。
ボルト本体の表面は硬度を増すために、窒化処理(黄色い部分)をしています。
4、コンパクトに設計されたレシーバー。
銃全体のバランスが後方に寄るため、小柄な日本人向き。
5、スーパーマッチトリガー。
鋼材のブロックからワイヤーカットで切り出された、シアパーツを組み込んでいますので耐久性に優れています。
6、 アルミストック
航空機素材を使ったフランスのサークス社制作による、メックプロジェクトGE600アルミストック。
ベディング部後方に大きく開いたこの穴がミソです。
発射時の反動を吸収しますので、反動が軽くなります。
シュミットストック以外のアルミストックには、ストックと機関部の間に緩衝プレートが、入っています。
7、リヤサイト
当社では大口径射撃で人気の高い、オブザーバーを選びました。
お好みにより他社のリヤサイトをお選び頂く事も出来ます。
8、 オプション
スモールボアライフルでは標準装備の、マズルエクステンションチューブ を取り付ける事も可能です。
9、ロッドガイド
当店から購入されたブライカーライフルには、ロッドガイドが標準付属品になります。
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