米国のリローディングツールメーカーであるレディング社は、ドイツで行われるIWAに出店していないので、IWAの新製品と言うより、ショットショーの新製品になります。
私は米国で行われるショットショーへは行きませんでしたが、行ったスタッフが持ち帰った2005年版のニューカタログに、面白い商品が紹介されていたので早速、取り寄せて見る事にいたしました。
昨年度、当店のセールで大人気だった、レディング社が販売しているインペリアル・ダイワックス。
このレディング社からインペリアル・アクションワックスと言う物が、新しく販売されていましたのでダイワックスとアクションワックスを、あわせて紹介させて頂きます。
《インペリアル・ダイワックス》
ハンドローディングでケースフォーミングする際に、ダイワックスをお使いになった方なら、十分ご理解いただけると思いますが、このワックスの素材は油分のベタ付きが無く、とても使いやすい物です。
ベタ付きが無いと言う事は、周囲を汚さないで済みますし、薬莢の拭き取りが簡単です。
また、今までのオイル状だったケースルーブですと、オイルの付け過ぎでリサイジング時に「薬莢を変形させてしまった」などのミスを犯したことが、誰でも必ず一度はあると思います。
ダイワックスですと指先で薬莢の表面に、まんべんなくワックスを塗ることが出来ます。と言うより塗らざるを得ないのです。
したがってダイワックスを塗りすぎて「薬莢を変形させてしまう」なんてミスが起こりにくいのです。
これからは薬莢のリサイジング時には、ケースルーブの代わりにワックスを使うのが、新しいスタイルになると思います。
私も今、このダイワックスがお気に入りで愛用しています。皆さんにも是非、使っていただきたいと思います。
価格はメイト価格で¥840−です。
《インペリアル・アクションワックス》
アクションワックスもダイワックスと同様で、ベト付き感が無くサラサラしているので使ってみると、とても気持ちが良いワックスです。
容器は注射器のような物に入っているので、手を汚さずにワックスを出す事が出来ますし、グリースよりも粘度の高い材質を使っていますので、ガンケースの中で液漏れをするなんて事もありません。
油分がベトベトしていないので、屋外での射撃でも砂埃なども寄せ付けません。
アクションワックスの使用用途は、あらゆる銃の可動部に使用できます。
例えば、ボルトの表面、ボルトの内部ボルトのロッキングラグ、トリガーシア、自動銃のスライド部、ピストルのハンマー、ショットガンのスライドバーなどの多岐に渡りご使用できます。そして各可動部の摩擦を減らし動きを滑らかにする事が出来ます。
特に発射弾数の多いスモールボアライフルでは、グリース類をボルトに付けず使用していると、ボルトと機関部の摩擦により金属が磨耗して、ロッキングラグやボルトのガタが大きくなります。
ガタが大きくなるとせっかく当っている銃身も、当らなくなってしまいます。
ライフル銃は、銃身の命中精度を維持する為には、ちゃんとした機関部でないと維持できないのです。
したがって撃ち始める前には必ず、ボルトの表面とロッキングラグに、このアクションワックスを薄く塗ってからご使用下さい。
そして撃ち終わったら必ず、拭きとってあげて下さい。
アンシュッツのロッキングラグの位置
価格はメイト価格で¥945−です。
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