#050('05/06/16)

IWA新製品入荷情報 セントラ

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セントラ社製品は、世界中でよく売れているからなのか?
IWAの会場では、セントラ社のブースはいつも人だかりが出来ていて、ミーティングの予約を入れるのも、大変なくらいです。
せっかくIWAでの新製品を、IWA会場でオーダーしても、なかなか商品が入荷しません。

納期の遅いセントラ社から、いくつかあるIWA2005新製品の第二弾が、ようやく入荷したのでご報告させて頂きます。


《サイト1.8 タイニー》

サイト1.8 タイニー


小型の5色フィルター付きアジャスタブルアイピースです。
ピープ穴の径は0.8mmから1.8mmまでの間で、調整が可能です。
5色フィルターの色は、グレー、ダークグレー、C41ブルー、イエロー、ピーチです。
通常のアジャスタブルアイピースの直径は25.5mmですが「サイト1.8タイニー」は20mmです。

5色フィルターとタイニー


では何故セントラ社では、この様な小型のアジャスタブルアイピースを制作したかと言うと、以前のコラムでも紹介したリアサイト「サイトベース10-50」やメックの「フリーサイト」の為に開発しました。
小さなアジャスタブルアイピースを取り付ける事により、今まで遮られていた視界を広く取れる様になります。
この視界の広さは、据銃中に広い視界の確保をできます。
スモールボアライフルの場合、風旗の動きを確認するのを容易にします。
また据銃時に、照準する側の目に外部からの光線をより多く取り入れる事により、目の瞳孔の動きを抑えるので、目の疲労を軽減する事ができます。
これは年配者で「競技中に徐々に目が疲れ、後半はまったく標的が見えなくなってしまう」なんて方に、お薦めいたします。
詳しくは過去の射撃コラム「セントラ サイトベース10-50」と「MEC フリーサイト」をご覧下さい。

価格はメイト価格で\19,950、セール価格で\15,100です。

この「サイト1.8タイニー」はセントラ「サイトベース10-50」やメック「フリーサイト」に取り付ける事で、初めて威力を発揮しますので是非、これらのリアサイトとセットでご購入下さい。
通常のサイトに取り付けても、意味がありませんから。

MECフリーサイトに取り付けた、5色フィルターとタイニー


残念ですが、大人気商品の「ミラー」は「サイト1.8タイニー」に取り付ける事ができません。


《リアサイト LC》

LC


納期が遅いセントラ社から、2005年版カタログには掲載されていない新製品が入荷したのには、私も大変驚きました。
私自身、この商品を「IWA2005新製品紹介編」のコラムに載せるのを忘れ、コラム「IWA観光編」の最後に写真では話題性の為だけに紹介はしましたが、カタログから除外されている以上「セントラ社は売る気があるのかな?いったいいつ入荷するかな?」と、疑問に思っていたので2005年のサマーセールにさえ、載せるのを忘れていた商品でした。
がんばってセールの写真を入れ替えしないといけません

商品名のLCは、「ローコスト」です。つまり「安物」と言うことです。
さすがセントラ社です。名前の割にはしっかり出来ていて、おまけに価格も控え目で、実際に入荷した品物を見てかなり驚きました。IWA当初は、リアサイトが付いていない中古銃に、このリアサイトを付けたり、または「何でもいいから、とにかく価格の安いサイトが欲しい」等の要望に応えられれば!!と、この程度の軽い気持ちで考えていました。
しかし思いもよらず、しっかりと作られているのでリアサイト単体の販売も、十分にできます。

LC


リアサイトの可動方式は、クリックネジを動かす事により強制的に動かす方式では無く、左下の一方から強力なスプリングで押しているだけの方式(ターナーや旧型のステイヤーとワルサーが採用していた方式)ですので、射撃中にアイピースに衝撃を与えると照準が微妙に動いてしまう可能性がありますが、クリックネジに負荷がかかり難いのでクリックネジの耐久性に優れ、衝撃に対して壊れ難いと言う利点があります。

クリックは1回転20クリックと、細かく刻まれております。
重量は175g
価格はメイト価格で\24,150、セール価格は驚きの\20,000です。

今回入荷した一つを、試しにリアサイトチェッカーにかけてみました。
結果は良好でしたが2点だけ、欠点が発見しました。
1クリックごとの動きは正確ですが、クリックの回転を逆回転させた場合のみに遊びが出ます。
遊びと言っても、1クリック目のみが半クリックしか動かないという程度です。
またアイピースに衝撃を与えると(リアサイトにアイピースを付けた状態で、スプリングを動かしてみました)半クリック分、動いてしまう点です。
しかしこれらは、使い込んだリアサイトなら、必ず起き得る現象です。

この価格帯でこの程度の誤差は、ご愛嬌と思ってください。
このリアサイトの欠点を理解しておけば、十分に使える事、間違いないでしょう。


《アイブラインダー》

アイブラインダー


本当は、2種類ある内の価格の高いアイブラインダーを注文したはずなのに、何故か高い価格の請求で、価格の安いアイブラインダーが入荷しました。

価格が安いから仕方ないか?で終わらせようと思いましたが「もしかしたら、安いから売れるのでは?」と思い(本当は不良在庫になるのを防ぎたかった)この場を借りてご報告させていただきました。

2種類あるアイブラインダーの名称は、それぞれ違えばいいのですがカタログ上では、分かれておりません。
したがって、ご注文いただく際に間違いがあるといけませんので、カタログの品番「19902004のアイブラインダー」もしくは「射撃コラムに紹介されていた物」とご指定ください。
今回、間違って入荷した物の色は、半透明のアイブラインダーのみです。
先端に折が入っていて、なかなか細かい気配りが施されています。
セントラ社製のアジャスタブルアイピースを御使用の方は、差し込むだけで使える便利な物ですが「サイト1.8タイニー」には取り付けが出来ませんでした。

価格はメイト価格で\840、セール価格は\590です。
この価格は、ちゃんと安いアイシールドの価格になっていますので、ご安心下さい。

安いので皆さん、買って下さい。


K

 
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