#071 ('06/10/28)

ラプア ナテュラリス 2006

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セントラ セントラ・カーボンスタビライザー


毎年、 3 月のドイツ・ニュルンベルグで行われる IWA において、セントラ社から発表されてその場で発注して来たのにもかかわらず、納期が 9 ヶ月もかかりようやく入荷した「セントラ・カーボンスタビライザー」をご紹介したいと思いたします。

このカーボンスタビライザーは「# 05(06/03/17)IWA2006 報告 新製品紹介 前偏」のコラムでも紹介し、前評判の高かった商品です。

以前のバランサーは、スリングレールに取り付ける金具から細いロッドが出ていて、そのロッドにバランスウェイトを取り付けただけの、簡単な作りの物でした。
よって発射時に発生するバイブレーションがロッドに伝わり、ロッド自体が更にバイブレーションを誘発してしまう欠点がありました。

セントラ社が新しく開発したカーボンスタビラーザーは、軽量化されたカーボンチューブの中に細かい砂状の粒子が入っていて、銃を撃った瞬間に発生する反動でカーボンチューブの中の粒子が動き、振動を吸収してしまうと言う物なのです。
ただしセントラ社が言うには、反動を吸収するのは「チョットだけ」との事です。
カーボンチューブを縦にして、カーボンスタビライザーを上下に振ると、粒子がカサカサと音がするのが聞こえます。

この原理は、最近工具屋で販売している、無反発型プラスチックハンマーと同じ原理を利用した物です。
このプラスチックハンマーは、ショックレスハンマーとも呼ばれているそうで、ハンマーを垂直に床に振り落とすと、ハンマーヘッドまったく跳ね上がりません。
実際に試してみると、まるで某接着剤メーカーがやっている、コマーシャルの様です。
ハンマーヘッドが反発しないという事は、たたいた物に対して 100 %パワーを伝えるという事になります。
みなさまも工具屋に行って、無反動型プラスチックハンマーを見つけた時は、試しに床を叩いてみて下さい。本当に面白いほど跳ね上がりません。
ただし試す前には、怒られるといけませんので、店員さんの許可を取って下さいね。

この原理を利用した「セントラ・カーボンスタビライザー」の効果は、ショックレスハンマーを見る限り、絶大な物と思われます。(セントラ社はあくまでもチョットだけと言っていますが)
通常のバランサーですと、セッティングの善し悪しで反動を上手く吸収できず、発射時に発生する振動を余計に大きくしてしまったりするので、逆効果になる事も多いと思います。
私もバランサーは、今までに何度も試しに使ってみましたが、なかなか上手くセッティングが出来ず、実際には一度も試合で使用した事がありませんでした。
ただこのバランサーは軽量、かつ太めのカーボンチューブを使っていますので、スタビライザー自体が発射時に起こるバイブレーションを極力、最小限にとどめております。
したがって雑なセッティングでも余計な振動が出にくいので、バランサー初心者にもセッティングが簡単なバランサーだと思います。
しかしバランサーは、あくまでも銃に取り付ける突起物でありますので、反動の大きな大口径で使用すると、反動で吹っ飛んでしまう可能性がありますので、ご注意下さい。
あくまでもスモールボアライフル用として使用して下さい。

最後に付け加えますが、ショックレスハンマーが跳ね上がらないのは、あくまでもハンマーヘッドを垂直に叩き落したときのみです。ハンマーヘッドを斜めに叩き落すと多少なり、跳ね返ります。
カーボンスタビライザー多少ではありますが、カーボンチューブを銃身軸線に対して平行に、左右に振ることが出来ますし、カーボンチューブの先端を上下左右に振ることも出来ます。
この調整範囲を利用して、銃の反動の角度を見極め、セッティングを決める事さえ出来れば、最大の効果を発揮できるもの思います。
銃の反動の角度を見極める事は、大変な事だと思いますので、みなさん頑張って下さい。

重量: 230 g

今回は 10 個のみの入荷です。
サマーセール等でのバックオーダーもありましたので、残はあとわずか。
次回入荷は、もしかしたらまた 9 ヶ月も待たされるかも知れません。
これだ!!と思ったなら、すぐにご連絡を下さい。
ご注文、お待ちしております。



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