#089 ('08/12/22)

RWS スーパーフィールド

写真をクリックすると、拡大写真がご覧になれます。

首を長くしてお待ち頂いたお客様、大変申し訳御座いませんでした。
またキャンセルせずにお待ち頂いたお客様、本当に有り難う御座いました。
この場を借りて、お詫びとお礼を申し上げます。

昨年の 3 月にドイツで行われた IWA ガンショーで発表され、その時の IWA 報告で紹介したところ、何名かのお客様より問い合わせがあり、急遽取り寄せる事になったのが昨年の梅雨入り前の話でした。


昨年の IWA での写真


それから一年半もかかり、ようやく入荷したフィールドターゲット用のペレット弾が、この RWS のスーパーフィールドです。

もう諦めかけた頃になって、何の前触れも無く入って来たものですから、ウィンターセールの原稿校了に間に合せる事が出来ませんでした。
したがって、このペレット弾が入荷したのをご存知の方は、このコラムをご覧になっている方と、ご注文をキャンセルなさらずにずっとお待ち頂いたお客様。そしてご来店頂いた時に、目敏く見付けて頂いたお客様のみになります。


スーパーフィールド


メーカーが用意しているスーパーフィールドの口径は、 4.5mm と 5.5mm のみになります。
共に 1 缶 500 発入りです。
気になるお値段は、今回のウィンターセール価格で次の通りになります。
・口径 4.5mm 1 缶  \1,800-
・口径 5.5mm 1 缶  \2,400-


簡単に RWS のスーパーフィールドと、 H&N のバラクーダマッチを比較して見ましょう。

4.5mm の場合
・H&N バラクーダマッチ
・RWS スーパーフィールド
重量 :0.69g(10.65gr)
重量 :0.54g(8.4gr)
長さ :6.8mm
長さ :6.2mm
価格 :1 発  \5-
価格 :1 発  \3.6-

●5.5mm の場合
・H&N バラクーダマッチ 
・RWS スーパーフィールド
重量 :1.37g(21.14gr)
重量 :1.03g(15.9gr)
長さ :8.5mm
長さ :7.5mm
価格 : 1 発  \7-
価格 : :1 発  \4.8-

比較してみると、一目瞭然ですね。
バラクーダマッチに比べ重量が軽くなっている分、全長も短くなっています。
お値段も少し、リーズナブルになっております。


左側がスーパーフィールド


写真で見比べて頂くと、形状の違いがハッキリと区別する事が出来ると思います。

・バラクーダマッチの方が、先端部が尖っていて、空気抵抗が少ない形状になっています。スカート部の肉厚も、厚くなっています。

・スーパーフィールドは、先端部が丸みを帯びていて、スカート部の肉厚が薄くなっています。

しかし、スカート部を下から覗き込むとお解かりと思いますが、鉛がスカート部まで詰まっているのが、ハッキリと見る事が出来ます。
バラクーダマッチと比べると、スーパーフィールドの方が、弾全体の重量配分が後方に寄っているように感じられます。
スカート部の肉厚の薄さも、発射時の空気圧でしっかりと、ライフリングに食い込ませる効果もあるのでは?と思います。


スーパーフィールドの重量では、ステイヤーの LG-110 ハイパワーの持つパワー辺りが限界かな?と、考えております。
このパワーは 4.5mm の場合は 24J(19ft/lbs)5.5mm の場合は 40J(29.5ft/lbs) になります。

限界と言う理由は、ペレット弾は柔らかい鉛で出来ているからです。
パワーが強すぎるハイパワー・エアライフルで発射すると、発射時の空気圧でペレット弾のスカート部分が変形し、飛行中のペレット弾は正確な弾道を描く事が出来なくなってしまうからです。
多少のオーバーパワーであれば、ペレット弾にネピア社のパワーペレットループを塗布する事により、銃身内抵抗を軽減させ、ペレット弾の変形も防ぐ事も可能なので、合わせてご利用頂ければと思います。

エアライフルは今、パワーのある圧縮空気式が主流になっていますが、昔ながらのポンプ式やスプリング式のエアライフルをお持ちの方も、まだ沢山いらっしゃると思います。
「ポンプ式やスプリング式のエアライフルでは、バラクーダマッチはちょっと弾が重すぎるかな?」と思われる方には、この RWS スーパーフィールドをオススメいたします。

ご自身の銃のパワーに合う重量のペレット弾を使用すれば、命中精度も必ずアップする事、間違い無いでしょう。
もしかしたら旧式のエアライフルでも、最新式のハイパワー・エアライフルに勝負を挑む事が出来るかもしれませんね。

今回はサンプル輸入のため在庫数も少ないですが、もし評価が高ければ今後も継続して販売をしたいと思います。

さあ皆さん、不景気と厳しくなりつつある銃規制に負けず、エアライフル射撃を楽しみましょう。




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